融通無碍

ちいとastraに必要なうえに
実生活における対人関係での迷いもあって、
聖書バガボンドを読み返してるんですが、
相変わらず何度読んでも素晴らしい上に
何度読んでも新しい発見がある。
一つ一つの場面、言葉を
今の自分に照らし合わせて読む。





『何も届いてこねえ』
『お前の文の目的はなんだ』
『形を整えもっともらしく――』
『小説らしく見せるための文』
『何も聞こえてこねえ』





走行距離が足りぬうちから
達人に出会ってしまったことが
なんか良くないんじゃないかとか思って、
試しにいくらか廻り道をしてみたが
戻るとこはやっぱここだった。





『待ってくれ』
『まっとうに使ってくれれば――』
『伝わらないものなどないのに』






何日も笑わないと気が澱んじゃうよ。