EQUES

最近死骸とかヤクザとかそんなんばっかなので、
たまにはFEATHERSラインの話で落ち着いてみましょうか。




久しぶりに旧譜を聴き漁っていたところで、
FEATHERSのEQUES(馬)シリーズのタイトルに使った曲を見つけた。
「WHITE FEATHERS」と「CHERRY TREES」。
俺と好きなジャンルの被る人は割と気付くかもしれんけど、
それぞれラルクアンシエル、キリトの曲でございます。
WHITE FEATHERSはメジャー1stアルバム「Tierra」より。
CHERRY TREESはソロ2ndアルバム「NEGATIVE」より。
ある程度物語の構想がまとまったところで、
その話のイメージに合う曲、タイトルを選んだです。
なんつーか、
エンディングテーマに使いてえ的な乞食妄想でな。
本を読んでくれた人はぜひ聴いてみてほしい。
ほんでイメージが合致したかどうか教えてほしい。


ちなみに本題の「FIERY REDSTAR」はオリジナル、
「IN THE BREEZE AGAIN」と「MELTED FORTUNES」は
それぞれDIR EN GREYの曲のインスピ。





EQUESシリーズの内容について。
こいつらは基本的に俺の実体験から削り出してます。
物語用の脚色はごっついやってますが、
例えばCTのほうで結構踏み込んでる若干専門的な話は
馬術の経験でシショーから死に物狂いで学んだものや、
それを武道と照らし合わせて言葉上ではあるがまとめたもの。
特に京が教えてくれる(勝手に喋る)赤子理論は
CTを描いた段階での俺なりの言葉上の結論だったりする。





実際、コーチ的な立場だった俺。
それを後輩に伝えようとするなかで
まあ理解してもらえねえと。
そりゃそうでしょうよ。
馬術の技術的なとこは全然教えてなかったもんな、俺。


だからコーチ的な立場ではありましたが、
常に「俺が教えていいのか?」って疑問がありまして。
だってすぐ怒って喚くし障害とか壊すし。
男にゃパイプ椅子とかドラム缶投げつけるし。
普通に話をしただけなのに女の子泣きだすし。


……いや、違うんだよ。
そーいうのじゃなくてな。


ぜひ教えたいんだよ。
だけど「それがこいつらのプラスになんのか?」ってさ。
だって障害の飛び方聞いたのに
返ってきた答えが「赤ん坊になれ」とかさー、
ワケ分かんねえでしょ普通。






で、だから一生懸命言葉にするんだけど、
ソレ語り出すと一晩じゃ収まんねえので
後輩に徹夜で酒に付き合わすことになる。
しかもそれじゃ結局『言葉面』しか伝わんねえから
技術的な向上がなかなか見込めない。
一生懸命聞いて悩んでくれてるのは分かるんだけどな。





まーそんなんでこっちはこっちで悩み悩んでると、
小説では自分の理想どおりに世界が構築されるってのは
かなり救いになってた。
そのフラストレーションが一番強かったのがCTを描いた時期だったので、
おかげで専門的内容が若干濃くなっちまったりもしたのである。






ちなみにウチのシショーがいつも言ってたのが
「乗馬」と「馬術」は違うんだ、ってことで、
シショーの放つ気はヤクザの比じゃなくて、
しかも本気時代を知ってる人によれば
それでもフリーザ様でいうとこの第一形態(530000)だそうな。






それと鏡花や桜たちと同じく、
休みなく毎日乗ってるってのもホントだし、
学校の前後に乗ってたのもホント。
あー、放課後は乗るっちゅうより
馬どものメシ代稼ぎのバイトだったな。
んでもって夜はミーティング、
へたすりゃ次の朝の練習までやってる。
……それなりに大変なスケジュールだったのかな?
寝る時間1、2時間とかザラだったし、
厩舎にいる間はずっとドカタみたいなもんだし。
普通ですか?
よく病院行きになる奴いたけども。
いずれにせよ俺の場合、
ちょっとでもしんどいときは学校のほうをサボってたので楽でしたがね。
もちろん留年した。





……あー
何かウザい思い出話みたいになってきたな。
もっと面白い話をしようか。





馬房脱走した馬が公道に出て勝手にテンパりやがって困ったとか、
裏の池で釣った魚を馬に食べさせようとして先輩に殴られたりとか、
三人乗りトラックに十数人で乗って走りまわった話とか、
調子に乗ってスピード出して、牽引してたボロ(馬糞)積みトラックひっくり返して
トラック一杯のボロを道にブチ撒けたとか、
そのボロ素手で拾って同級生の女の子に投げつけて遊んだりとか、
厩舎のゴキブリ素手で掴んで同上とか、
逆に女の子は女の子で逞しくなって
俺らが更衣室で裸でも平気で入ってきてお茶飲んだりとか、
大会の時に風呂ないから蹄洗場で全裸で水浴びしてたら通報されたりとか、
馬場を全裸で走りまわってケータイで撮影して学部の好きな女の子に送信したりとか、
若干危険な話は省いてますが
どう?





……まあいいや。
聞きたきゃブースで聞いてくれ。
とにかくそんな
それなりに濃い時間と体験から削り出した物語です。






楽しめないはずがないので買え。
そんな締めで取りとめのない話を誤魔化してみる。



ritsuka