哀れみ惜しむ



昨日ちょっと知り合いと映画の話したんだけど、
「最後の感動はそれまでの悲劇によってもたらされる」
てな。
簡単な話、
辛いことがあったから、そのあとの喜びが何倍にもなる
みたいなことを少々。




いや、
そんな当たり前のことはどーでもいいんです。
そうではなくて、
そういう文脈如何にかかわらず、
ダイレクトな第一衝撃による感動もあるよって。




例えばいきなり「どこでもドア」で
ナイアガラの滝の前に連れてかれたとします。
で、滝を観ます。
「……」
無言でただ魂が震えます。
そーいうのってあるじゃん。




ほんで、
ナイアガラの滝観ても感動こそすれ泣きはしないが、
ある音楽を聴いたら、ごばっと出ました酸味の涙。
音楽初聴で衝撃どばってのは、
記憶に在る限り初めての体験です。
画像にあります「DIFFERENT SENSE」。
ご存知Dir en greyの新曲でござる。




かといって音楽について語る気はさらさらないです。
とりあえず黒塗りの藤椅子に乗せて飾ってるのを
写真に収めてみたからさ。
しかしながら一度は絶対聴いてほしい。
ちょっと他のとは次元が違いますから。




あとこいつのPVもね。
ディルのアートワークは昔っからすごいですが、
またやらかしてくれてます。
「朔-saku-」って曲のPVが
アメリカかどっかでそんな大会の大賞とったとか。
まー賞とかどうでもいいみたいですが、
そんくらい周りも評価してますよと。
ituneストアにて購入できるから、
買え。
買えよ。
400円だよ。
内容に対して安すぎるよ。



それでも金がねえっつうんなら、
今度ブースで俺に請求してくれたら払うから。
聴いて、観て、マジで。
ただしお茶の間にPV流したら確実に苦情が来るレベルなんで、
そういうのが「まだ」苦手な人は
前シングルの「LOTUS」から聴いて観た方がいいとも言っておく。




流行りじゃなくて、
十年後に、百年後に聴いても色褪せない
そんな創造を。


ritsuka