ベロリンガ


蛙に挨拶なんぞしながら
鉄をいじってたら
尖った部分に親指ひっかけて
肉をべろんと持ってかれた。






つっても深さ1ミリくらいなんで
まあどーってことねーだろ
とか思って作業続けようとしたら
どばどば血が滲んできて
止まんなくなる。






……うぜえ。







扱ってるのが私物なら
この血で汚して味を出すのも一興ですが、
残念ながらお客さんのモノ。
とりあえず仕事終わるまで
ゴムで血が通わないようにして
ほったらかしてたら
気がつきゃ血は止まってた。





で、
作業が終わって汚れた手を洗おうと
石鹼持ってお湯につけたところ。








チンコがものすげー痛えッ!!








……あ、
間違った。
傷がものすげー痛えッ。
親指中心に痺れが走り、
思わず絶叫してもうた早朝五時。
さらに出血再開。
頭に来たので歯を食いしばって
無理矢理セッケンでワシャワシャしてやり
真っ赤な泡を量産する。
そしたら感覚が無くなったのでしてやったり。
でも無くなり過ぎてちょっと困ってやったり。








こーゆー深くてメンドクサイ傷は
セメダインで塞いでやると良いらしいんですが、
セメダインのあの
洗っても拭いても落ちない感じが大嫌いなので
ティッシュ巻いて誤魔化しとこうと思います。