おお

体調不良をめんどくさいのでほったらかしにしてたら、
なんか目の前がぐるんぐるん
震えながら廻りだした。
ひゃっほー、おもしれー!




……おもしれーけど、
作業にならない。




ところでSIAA、
多すぎな登場人物をうまいこと
螺旋の引力ポイントに配置しつつ、
極点に物語を集約させていくのが思い通りに出来て
いよいよ楽しくなってきた。
んで、
やっぱ人物によって引力が全然違うもんで、
しかも今回引力に合わせて螺旋を描く点が
桜と鏡花で二つあるんで、
ややもすればアンバランスな軌跡になってまう。
それはそれで面白いんだけど、
FEATHERSラインではわりと
均整のとれたシンメトリな線が好き。
ここで二点が遠心力で勢いつけて
一ヶ所に重なったところで猛スピードのROCKET DIVE!
ひゃっほー、おもしれー!


……ってなる。
はず。





ちなみにDEADLYラインではアシンメトリが好きで、
アラキボデーでは均整そのものをお断りしてるが、
やっぱ人間のバランスの癖ってモンは根が深く、
気がつきゃ癖に沿って書いてたりする。
だがそれが殺し合いにおける隙となるのだ。
理想の赤ん坊になるには十年単位の修練が必要でしょうし、
完全にクリアにできりゃ宮本武蔵クラスの『達人』ですが。
武蔵さんに会ったことはないけども。





んで話を戻して登場人物の引力ですが、
やはり別格菱摘アカネ。
どんなに点が遠くにあろうとも、
問答無用で引き寄せます。
この際の移動エネルギーが生み出す面白さは
あたかも遊園地にあるフリーフォールのそれ。
たまに事故が起きて死者が出ちゃうあたりもポイントです。
事故にならないよう準備はちゃんとしてますが、
まあ落ちたら落ちたで……。



とにかく、
あんまり頻繁に使うと引力が弱まっちゃうので、
タイミングにはすげー気を遣いますな。
他にも引力強いのいっぱい残ってるけどね。




……こうして描いててふと思ったけど、
物語ってジェットコースターに例えられるんじゃないかな。




例えば。
以前「たま本」で紹介さしてもらった恵乃さんの
新刊「メメント・モリ」。
「からっぽのまにまに」のノリでこう、
ゆるやかな川をたゆたう小舟に乗ってるつもりで読んだら
いきなりナイアガラ・フリーフォールかまされまして。
俺としてはもうエレクトもんのサプライズなんですが、
人によっては怖がる人もいたりすんのかな、みたいなね。
ウチで言うならFEATHERSラインは気に入ってくれて、
DEADLYラインにはやけに拒否反応起こす人がいたりね。


そういうのってほら、
遊園地みたいで良いじゃない。
みんなそれぞれ乗りたいアトラクションに行って。
あるいは気弱なヤツが泣き叫んでるのを
無理矢理縛りつけてジェットコースターにポイッてやったり。
いっそコーヒーカップをあり得ない速度で廻して
遠心力でマジで弾きだされて係員に怒られたり。
そんな楽しみ方もできる。
物語がいっぱいあるってことは
そういうアトラクションがいっぱいあって、
人それぞれの楽しみ方ができるってこった。




まあ欠陥があるアトラクションも山ほどありますがね……。





あ、
気がつきゃグルグルが止まってる。
続き書こ。